医療ドリプラに掛ける思い③
10/9の医療ドリプラ本番までの毎週、実行委員として関わっているメンバーの「医療ドリプラに掛ける思い」をご紹介します。
第三回は、医療ドリプラのスタッフにいつも深い気づきを提供してくれる小松 恵樹さんです。
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私はいま、みなさんが自分らしい人生を生きるためのお手伝いをすることを仕事にしています。
セミナーや1対1のセッションなどを通じて、自分がどんな使命を持って生まれてきたのかを気づいていただいたり、いろいろな学びの中で、人の目を気にしすぎたり相手に人生を委ねすぎるのではなく、自分に遠慮なく自分らしい人生をデザインできる人を増やしたいと思い活動しています。
そんななか、昨年の10月に私は声帯ポリープの切除のため一週間ほど入院しました。
幸いポリープは良性であったため、それほど深刻になる状況ではありませんでした。
しかし声帯ポリープの切除という出来事は、私に大きな気づきを与えてくれました。
最初に近所の耳鼻咽喉科の診断を受けたのが昨年の4月、その後大学病院へ移り決まった手術の日程は今年の1月でした。 結果的には別の患者さんのキャンセルが出て、昨年の10月に手術をしましたが、その間の半年間はずっと相手には聞き取りづらいガラガラ声でした。
まだそのころは、セミナーやセッションをやっていなかった為、声が出しづらく相手が聞き取りにくい状況であることも、あまり気にしてませんでした。
しかし声を出して言葉を伝えることを仕事にしている今の状況でしたら、一日も早く手術をして以前の声を取り戻したいと考えたはずです。
そこで気が付いたのです。
自分はどんな人生を生きたいのか、何をしたいのかがハッキリとしている人は、病気やけがをしたときに、どのように処置してほしいとか、治療後にどうなっていたいかをキチンと伝えることができるのだということ。
自分がどう生きたいのか、何をしたいのかがハッキリしていないと、治療方法もその後の状態も、すべて医療者任せになってしまうと感じました。
お医者さんには何も言えない…とか、お医者さんの言う通り…、という医療者への依存状態に陥りやすいのでは、と感じました。
患者になりうる私たちも、どうありたいのか、どんな治療を望むのかなど、自分の人生や自分の治療にしっかりと責任を持つことが必要だし、医療従事者の方も患者の思いに寄り添ってくれたり、的確なアドバイスを提供してくれたりする存在であったらいいなと思うようになりました。
今回の医療ドリプラは、医療関係者だけでなく患者となりうる私たち全員が、今後の医療の未来や世界観について大いに夢を語っていい場所です。
知らない世界を知る、できないと思うことに挑戦する、そんな一歩一歩が医療業界、しいては社会全体を明るく希望あるものに変えていく力になると信じて、今回のイベントに関わらせていただいてます。
是非ひとりでも多くの方に足を運んでいただき、この世界観を体感していただけたらと思います。
みなさんのご参加お待ちしております!