医療ドリームプラン・プレゼンテーション2018にご参加いただきありがとうございました
週末に開催した医療ドリームプラン・プレゼンテーション2018(医療ドリプラ)にご参加いただき、ありがとうございました。皆さまのご支援により、今年も無事にイベントを開催することができました。
今年の医療ドリプラも学びの多いイベントになりました。
冒頭のゲスト講演では杉浦貴之さんが病気と出会い、向き合うまでに様々な人に出会い、自分の夢を見つけ、行動をしながら仲間に出会った、これまでの杉浦さんの生きざまが言葉と歌で表現していただきました。杉浦さんの歌は「生きる」想いが詰まっているので、病気の経験の有無にかかわらず、魂にダイレクトに響くので、今回も涙あり、笑いありの楽しい講演でした。
休憩をはさんで、いよいよプレゼンタイム。
医療ドリプラは、自分のビジョン(夢)をステージ上で10分間で発表するプレゼン大会ですが、他のプレゼン大会と少し違っていて、数字やもうすでにできることを発表するのではなく、自分が将来「こうなりたい」という世界を妄想して、オリジナルの写真と音楽を使って10分間のドラマを作りプレゼンします。
その世界を具体的に、もうすでにある世界のように描くことで、聞いている皆さんに夢の世界を疑似体験していただく、体験型のプレゼンです。
今年のプレゼンターは4か月の時間をかけて「何がしたいのか」「何でやりたいのか」、自分とずっと向き合ってきたので、想いが凝縮された10分プレゼンの世界に会場中が引き込まれていました。10分間という時間の経過を忘れた人も多かったと思います。
医療ドリプラは本番のプレゼンと同じぐらい、プレゼン作りの過程を大切にしています。あるプレゼンターが3か月前の写真を見て「だいぶ昔のように懐かしく感じる」と話していましたが、プレゼンターはもちろん、我々支援者もプレゼン作りを通じてたくさんのことを学びました。
最後のパネルディスカッション。
今年はプレゼンター(医療者)、コメンテーター(患者背景)、福祉業界代表の皆さんにご登壇いただき、それぞれの立場で医療、福祉について自由にコメントをいただきました。冒頭に「私は病院が嫌い」とコメントが出る嵐の幕開けでした(笑)
どんな共通ワードが出るか楽しみにしていたら、今回はまさかの「医療はルーズなぐらいがちょうどよい」。立場が違うメンバーが平等な立ち位置でコメントを交わすと、こんな素敵な想いにたどり着くんですね。
今年の医療ドリプラを通じて、コミュニケーションが求められていると感じました。
医療技術がどれだけ進歩しても、そこに関わる人の想いは必ず存在します。
医療の専門家、患者・家族もお互いを尊敬して、感謝を伝えあう医療、人のつながりを大切にした先に医療に関わる全ての人が笑顔になる社会が待っています。
できないことを悔やむのではなく、できることを認め合う
もう1人で頑張り続ける必要はないんです。
今年の4か月間の医療ドリプラの準備期間の中で、私はそう強く感じました。
医療に関わる専門家、患者、家族、そして支援者、全員がこんな笑顔でつながることができることが医療ドリプラの一番の魅力です。
これからもご支援をよろしくお願いいたします。
医療ドリームプラン・プレゼンテーション2018
実行委員長 飯村隆志(メッシー)